多辺田喜好

2020年2月19日2 分

雇用契約書 -給与-

最終更新: 2020年3月2日

 雇用契約書で最も重要とも言えるのは、やはり「給与」ですよね。英語が得意ではないという方でも、給与については、数字で記載されていますので、ざっと見てもわかると思います。ですので、これは皆さんもきちんと確認するのではないかと思います。

 給与についての記載でチェックすべきは、その金額と通貨ですね。

●金額

 月額給与として記載してあるケースと年俸として記載してあるケースがあります。

<月額給与として記載されている場合>

 年収額をイメージしたいですね。つまりは、月額給与×12ヶ月が年収となるのか?それ以外に支払いが保証されているボーナス等はあるのかないのか?です。ボーナスについては、雇用契約書上に制度として「ある」「なし」の記載はあっても、支払額まで確定し書かれているケースは少なく、レストランの業績や個人のパフォーマンスによって、支給の有無やその金額は会社が決定するといった表現になっているケースが圧倒的に多いです。

<年俸として記載されている場合>

 日々の生活を考えると月額給与額をイメージしたいですね。多いのは、年俸÷12ヶ月=月額給与です。稀ではありますが、月額給与は年俸÷14ヵ月や年俸÷16ヵ月として、2ヵ月分や4ヵ月分をボーナスとして支給するといった設定をするケースもあったりはします。

 月額給与、年俸、いずれにしても記載されている金額が、ネットなのかグロスなのか?という点も非常に重要ですのでチェックしておきたいですね。

●通貨

 通常は、就業国の現地通貨で支払わるのが普通ですから、雇用契約書にも現地通貨建ての給与金額が記載されています。

 マイナー通貨国の求人を進行する場合、現地通貨ですと外国人である私たちにとっては金額のイメージがわきにくいため、面接の際、口頭ではドルや円等で雇用主側から提示されるケースもあったりします。実際にアメリカや日本勤務でなくともドル建てや円建てで給与設定・支払いがなされるケースもあったりはしますが、それはかなり稀なケースであり、通常はドルや円で提示された金額と同価値相当の現地通貨で支払われることが普通です。

 実際に給与を受け取る段階になってドル(円)で給与をもらえんじゃないの?なんてことがないように、給与支払通貨についての記載も確認しておきたいですね。

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