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  • 多辺田喜好

給与 -グロスとネット-

更新日:2020年2月20日

転職を考える際、給与は重要なポイントの一つですね。


日本国内において月給制や年俸制等の違いはあっても、提示される給与は支給総額(額面)であり、この支給総額から税金(所得税や住民税など)や社会保険料(健康保険料や厚生年金保険料など)が控除された金額が振り込まれますね。転職の際の給与金額の設定は、この支給総額として話を進めて行きますね。これは日本においては共通認識ですが、海外の場合はどうでしょうか?


海外求人を見ていると、給与欄に「グロス(Gross)」や「ネット(Net)」と記載されているのを見かけることがあるのではないかと思います。


海外転職を考える場合、この違いを理解した上で、提示されている給与額がグロスなのかネットなのかを注意してみていく必要があります。


グロス : 各種税金や保険料を支払う前の給与=支給総額(額面)

ネット : 各種税金や保険料などが差し引かれた後の金額=手取り額


おわかりいただけると思いますが、同じ給与額でもグロスなのかネットなのかによって、受け取る給与額(手取り)には大きな違いが出てくることになるわけです。





実は、このグロスとネットの理解不足のために雇用主と揉め、すぐに帰国してきたという例は結構あったりします。


当社に海外転職のご相談にいらっしゃる方の中で「前のオーナーが酷くて・・・聞いていた給与と実際に受け取った給与額が結構違っていましたので、このオーナーは信用できないということですぐに退職して帰ってきました。」という方がいらっしゃいます。ご本人に当時の雇用契約書を見せていただくと、契約書にはグロス給与として書かれており、ご本人は手取り(ネット)と思っていたなんてことがあったりします。雇用主が契約を守らなかったのではなく、ご本人がグロスとネットを理解していなかったことがその原因であったということですね。


グロスとネット、非常に重要です。

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