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  • 多辺田喜好

英文履歴書 -基本的な記載項目- 

更新日:2020年3月10日

 英文履歴書は、日本の履歴書のような所定のフォーマットがありませんので、どのように記載したら良いか?とお考えの方も多いと思います。所定のフォーマットがなくとも、記載すべき情報はある程度決まっています。今回は、職歴を年代順に記載する場合の記載項目と記載の順番、注意点等について考えてみたいと思います。

<個人の基本情報(Personal Data)>

 氏名、住所、電話番号、Emailアドレスなどの自分自身に関する基本的情報です。


<希望職種および職務(Objective)>

 自分が希望の職種や業種、目標等を記載します。英文履歴書は、米国ではRESUME、英国ではCV(Curriculum Vitae)と呼ばれ、記載すべき事項も多少の違いがあります。Objectiveは、 主にRESUMEでは記載し、CVでは記載しないことが多いようです。


<職歴(Professional Experience)>

 今までの職歴を記載します。原則的には直近の職歴から先に記載し、順に過去に遡ります。 一つの職歴ごとに会社・ホテル・レストラン名、レストランの業態、職種やタイトル(役職)、勤務期間、所在地、店舗の座席数や客単価、厨房のスタッフ数等を記載し、 それぞれの職歴で、自分の行った具体的な職務内容、責任の範囲、業績や実績、成果などを記載します。

 

 所在地は、地方の都市名だけが記載されていても、 どこで働いた経歴なのかが外国人には調べないとわかりません。都市名(もしくは日本の場合は都道府県名)+国名の記載が良いでしょう。


 勤務先名(レストラン名)として、日本語の発音だけをローマ字で記載されていても、これまた外国人には何のレストランかわかりません。寿司なのか居酒屋なのか、鉄板焼なのか等、レストランの業態についても書いておくと良いですね。


 料理長や副料理長、2番手等で勤務していた場合、部下の指導・育成等にもかかわったわけですから、その人数として厨房のスタッフ数も記載しておくと良いですね。


<学歴(Education)>

 学校名、学位、専攻、所在地、卒業年月を記載します。日本語の履歴書とは逆に 職歴の後に学歴を書きます。最終学歴や応募する仕事に関係のある学歴だけ記載すればOKです。


<免許・資格(Certification)>

 免許や希望職種に関連する資格を記載します。取得年月も記載しましょう。 外国人が理解できないと思われるような免許や資格は、その内容の記述や免許・資格名の表記等の工夫も必要です。 尚、希望職種に関連性のないものは、記載することが逆効果になる場合もあるということも覚えておいてください。


<語学(Language)>

 語学力について記載します。日本語の履歴書の場合は、日本語力は母国語なので特に記載はしませんが、 海外に応募する場合は、外国語力だけでなく、必ず日本語力についても記載しておきましょう。通常は、Japanese:Nativeとなります。


<表彰(Honors & Award)>

コンテスト等での入賞歴やその年月などを記載します。 これも資格同様に職務に関連したものを中心に書きましょう。特記すべき内容がない場合は、もちろん省いて構いません。


<照会先(References)>

 自分の資質を証明できる人(これまでの職場の上司など)の名前や連絡先などを記載する欄です。 通常、英文履歴書提出時には「Available upon request.」と記載しておけば問題ありません。



※通常、米国では誕生日や性別、国籍、既婚・未婚等は記載しませんし、写真も貼付しませんが、米国以外ではこれらの情報を求められる国の方が圧倒的に多いです。米国でのキャリアが長い方の場合、北米以外に応募する際に使用する書類と米国内に応募する際に使用する書類とを分けて作成しておくと良いですね。



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