齊藤 誠 さん

 15歳から東京下町の鮨屋でアルバイトを始め、学校卒業後、そのまま同鮨店に入社。20年ほど勤務した後、意を決し、海外で仕事をするためにフィリピンに留学。その後、さらなる英語力アップを目指しオーストラリアに留学、短期間でIELTS 5.0を獲得。

齊藤さんが英語を勉強(留学)しようと思ったきっかけからお聞かせください。

私は料理の道に入り、20年ほど同じ鮨店で働きました。英語を勉強するために留学を選んだのは、今思えばずっと同じ街、職場で過ごしてきた反動があったのかもしれません。一つのお店で20年勤務する料理人は珍しいかもしれませんが、そこでは長く続ける大切さを感じ、調理技術も十分に学びました。今度は、一つのところで突き詰めていくだけではなく、広い価値観を身に付けることが自身の可能性を広げると思い、そのためにはまず英語が必要かな・・・と思ったんです。

それで語学留学を決心したのですね。英語留学の行き先としてはいくつもの国が考えられますが、その中でなぜフィリピンだったのでしょうか?

行く前には、いろいろと調べました。欧米の方が良いのではないか?とか、フィリピンの治安は大丈夫か?とか・・・。結果、英語を学ぶのに一番大切なことは「どれだけ時間をかけて英語と向き合ったか」ということだと理解し、それができる環境を考えて、最も費用対効率の良いフィリピンにしたんです。

なるほど、他国と比較するとフィリピン留学にかかるコストは安く抑えられますからね。留学前に日本でも英語は勉強されていたのですか?フィリピンに行く前のご自身の英語力はどれぐらいだったのですか?

基礎は大切と思い、日本で仕事をしながらも少しずつ英語の勉強はしていました。で、ちょうどフィリピンに行く前に英検の目標としていた級にトライして合格しました。でも文章は読めても、リスニング、スピーキングは全然できていませんでしたね。

仕事をしながら勉強し、行く前に英検を受験ですか。行かれる前にも意識を高く持ち、英語を勉強されていたのですね。フィリピンに行かれてからは、どのように英語を勉強なさったのですか?

私は、留学先の学校で「マンツーマンレッスンを1日に8時間」というコースに入りました。授業内容は先生が決めてくれるわけではなかったため、勉強したい内容によって自分でカリキュラムを組み、先生ごとに私から振り分けてお願いしました。例えば、文章はこの先生、発音はこの先生などといったようにです。先生もそれぞれに個性がありますからね。

なるほど。受け身で英語の授業を受けるのではなく、自分の英語力を把握した上で重点的に勉強したいことを洗い出し、それにあった先生のレッスンを受けるということですね。そういう姿勢でうまく組み立てていけるというのは、プライベートレッスンだからできることですね。実際にどれぐらいの英語力アップにつながったと思いますか?

入学時は、「Low Inter Mid」という所謂中級者の下であったのですが、3クラス上がりLow Advance」になりました。プライベートレッスンは、もちろん大きな効果があったと思いますが、私の中ではもう一つ英語が上達したであろうと思われるできごとがありました。ちょうど私が留学していた時期にその地を襲う大きな地震と歴史的な台風がきたんですね。先生たちは若い方が多かったためか、それに対して大きな不安を感じていたようでした。私としては、その不安を少しでも和らげてあげたいという思いが湧き出てきて、一生懸命に英語で話したんです。なんとかこの人たちを励ましてあげたい、力になりたいと。そういった私の心の声をどうやって伝えていくかを考え、英語で口に出して表現したんですね。実はそれが私自身の英語の上達に一番役だったのではないかと思ったりもしています。地震で家がなくなってしまったなんていう先生の授業もありましたし、自分の家がなくなってもきちんと授業をしてくれていたので、それは言葉を調べながらでも私の気持ちをきちんと伝えたくて・・・。

大変なご経験もしましたね。英語としてだけでなく、気持ちのコミュニケーションもできていたということですね。地震や台風は、日本人としてはその大変さが非常によくわかります。そういうときに調べながらでも口に出したりする言葉は、忘れずに頭の中に残りますよね。英語の勉強以外ではどうでしょう?フィリピン留学を通じて、感じたこと等があれば教えてください。

行ってみて驚いたのは、30代~40代で勉強しに来ている方が多かったことです。20代でも考えあって来ている方々でしたので、熱い人たちが大勢いらっしゃいました。そんなメンバーと毎日同じ屋根の下で過ごすわけですから刺激になりましたね。それぞれ違う環境で違う仕事をしてきた方々との出会い、これは今でも本当に財産になっています。実際にその出会いからビジネスに発展した方々もいますし・・・。ほぼ毎日、過去を語り、今を謳歌し、未来にワクワクしていましたね。

他の国ではなくフィリピンに行くことを決めて正解でしたね。お話を聞いていて、本当に充実した留学生活を過ごしたんだなあ・・・と感じます。とすると、留学期間中にもっとこうすればよかったと思う点や反省点などはあまりなかったでしょうか?

いえいえ、それはもちろんありますよ。私はフィリピンで3ヶ月ほど勉強しましたが、3ヶ月と言わず、半年、いや1年くらい留学してもよかったかなあと思っています。語学はすぐに大きな向上を期待できるわけではなく、地道にコツコツと努力していくことが必要ですからね。料理の道と同様に簡単にはいきません。(笑)

「地道にコツコツ」-語学の習得にはこれ以外ないですよね~。
さて、齊藤さんの今後についてお聞かせいただきたいのですが、この留学経験をどのように活かしていきたいとお考えですか?もうすでに随分と活かされているようにも思えますが・・・。(笑)

私はフィリピン留学後、人生が変わりました。行く前には想像もできないチャンスが巡ってきたり・・・。また、たくさんの国で仕事をする機会を得るなど、新たな舞台にも立てました。「料理人と英語」という二つを組み合わせるだけでも、かなり可能性は広がっていくんだということを実感しています。今後、時間を作り更なる英語力の向上を目的にもう一度留学したいなんて思ったりもしています。

最後にこれからフィリピン留学をお考えの料理人にアドバイスがあればお願いします。

留学をより充実したものとするためには、行く前の準備も大切です。できることは事前にしていった方が良いと思います。せっかく目の前に外国人の英語の先生がいるのですから単語や文法を覚えることに時間を費やしていてはもったいないです。単語や文法は、日本でも優れた本がたくさんありますから、最低限の勉強はしていった方が良いですね。
留学は、もちろん英語に向き合う時間を充分に確保できますが、そこで得られる経験は英語だけではないんですね。留学は自分の人生を考える良い機会にもなると思いますので、多くの料理人に経験してもらいたいです。

今回は、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。このように英語に、そして留学に向き合っていくと結果につながるのだという一つの大きなヒントになりますね。

インタビューを終えて

 フィリピンはプライベートレッスンが中心であることは知っていますが、自身の英語力を把握した上で、各レッスンを効果的なものとするために先生の特長を理解した上で授業を組み立てていたというのは非常に印象的でした。
 齊藤さんは、フィリピン留学の後にオーストラリアにも英語を勉強しに行かれており、年単位で自分への投資をしてきています。その後には、いくつかの国でお誘いを受けて仕事に就かれています。ご自身へのこのような投資が確実に実を結んでいますね。
 フィリピン留学をきっかけに「自身の人生が変わった」というのは少し大げさなようにも聞こえるかもしれませんが、実際に齊藤さんを見ていてそれがよく理解でき、納得できました。今後の齊藤さんのご活躍が楽しみです。

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