コロナ渦における海外求人状況と転職活動 1

　コロナ渦において、外食業界は大きな打撃を受けております。

　当社におきましてもこれまで料理人紹介の依頼を受けていた求人は、一時的な採用活動の休止や採用活動の取り止めとなり、また新規の求人の動きもほぼほぼなく・・・といった状況が続いておりましたが、ようやく6月頃から少しずつではありますが、レストランから新規の採用を考えたいといった相談をいただくようになり、7月頃から新規求人の依頼をいただくようになってきています。10月現在におきましては、コロナ前までの水準には到底及びませんが、求人の動きは少しずつ出てきていると言って良いかもしれません。

　新型コロナウイルスの状況は、「直近の数か月は新規感染者ゼロとなっている国」、「一旦収まりかけたが第2、第3の波が押し寄せている国」、「未だ収まる気配なく新規感染者が増加している国」と国によってかなり感染状況は異なってきており、求人の動きにも違いが出てきています。今、動きが出ている国は、落ち着きを取り戻しつつある国が中心といって良いでしょう。

　ただし、求人の動きが出てきたからと言って、スムーズに海外転職が決定⇒入国⇒仕事開始ができるかと言えば、そうとも言い切れません。注意しなければならないことは、コロナ封じ込めのための各国の対応です。雇用主として採用活動を開始し、面接を受け、採用が決定したとしても、国として外国人の入国を禁止していたり、新規の就労ビザ申請受付を一時的にストップしていたりする国はまだまだたくさんあります。今はそのような情報も収集しながら海外転職の活動をしていく必要がありますね。